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👷相続した空き家を駐車場として活用する利点と課題について

👷相続した空き家を駐車場として活用する利点と課題について

こんにちは。

今日は、相続した空き家を駐車場として活用する利点と課題について、費用面や留意点も含めてお話します。

空き家を駐車場にする利点

安定した収益源の確保
空き家を駐車場に転用すると、定期的な収益を得るチャンスが生まれます。特に都市部や交通機関の近くでは、駐車場の需要が高く、安定した収入を期待できるでしょう。

例えば、東京都内の主要エリアでは、1台の月極駐車場の料金が2万~3万円ほどで設定されることがあります。駐車スペースを5台確保できる場合、満車であれば月々10万~15万円の収益が得られます。

また、地方都市でも駅周辺や商業施設近くでは、1台当たり月1万~2万5千円の収入が見込める場合があります。

維持管理が比較的簡単
駐車場の管理は、一般的な住宅の管理よりも手間が少なく、特に自主管理であれば、定期的な清掃や草刈りのみで済みます。さらに、建物の老朽化に伴う大規模な修繕や設備の更新が不要なため、長期的な維持費が節約できるのも大きな利点です。

税金の軽減が期待できる場合も
駐車場として利用することで、一定の条件を満たすと「事業用地」として認識され、税負担を軽減できる可能性があります。地域によって異なりますが、税務面でのメリットも十分に享受できる可能性があります。

将来の土地利用の柔軟性
空き家を取り壊して駐車場に変更することで、将来的に他の用途に変えることも可能です。特に土地が更地に近い状態であれば、新たな建物の建設や他の事業への転用もスムーズに行えます。


空き家を駐車場にする際のデメリット

初期費用が発生
空き家を駐車場に変えるためには、解体や整地、設備設置など、一定の初期費用がかかります。具体的には、以下のような費用が必要です。

  • 解体費用
    解体費用は、建物の大きさや構造によって異なります。木造の場合、相場は25万円~50万円/坪です。
  • 土地の整地・舗装費用
    駐車場として使用するためには、土地を平らにして舗装する必要があり、その費用は1台当たり約25万円程度が目安です。
  • 設備設置費用
    駐車場の区画線や照明などの基本的な設備を設置する費用もかかります。1台あたり約3千円~6千円程度のコストがかかります。

収益の不安定さ
駐車場の需要は、立地や周囲の環境によって大きく変動します。都心部であれば安定した需要が見込めますが、郊外や住宅地では需要の減少や社会的な変化(例えば、公共交通機関の充実や自動車離れなど)によって収益が不安定になるリスクがあります。

管理の手間と責任
駐車場運営は管理が楽だとはいえ、完全に手間がかからないわけではありません。清掃や除草、さらには除雪作業などが必要です。また、事故やトラブルが発生した場合、その責任は駐車場のオーナーが負うことになります。舗装の劣化や防犯カメラの不備による盗難など、リスク管理も重要です。

周辺住民への影響
駐車場化により、周辺環境に騒音や交通量の増加、景観の変化などが生じることがあります。これらが原因で近隣住民とのトラブルが発生する可能性もあるため、事前に確認しておくことが重要です。


まとめ

相続した空き家を駐車場として活用する方法は、収益性が高く、維持管理が簡単であるなどのメリットがあります。しかし、初期投資や収益の不安定さ、管理に伴う責任などのデメリットも考慮する必要があります。どのような活用方法が最適かを判断するためには、慎重に検討することが大切です。

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